【マメ知識】エアコンからニオイがでる原因1

エアコン使い始めの季節。

今の時期が一番エアコンの異臭を感じやすい時期。

エアコンのニオイの根本は。。。

「生乾き」

です。。。

布類も乾いていると臭わないのに、

濡れると同時にニオイを発します。

ニオイの原因は【雑菌】。

エアコンから発されるニオイもいくつかありますが、

洗濯物の生乾きのようなニオイの場合は、

布類の生乾きと同じ現象がエアコンの中で起きていることが原因です。

 

  1. エアコンの電源を入れる
  2. 室内の空気をエアコン本体に吸い込む
  3. 熱交換器を使って空気を冷やす
  4. 吹き出し口より冷えた空気を吐き出す

この繰り返しでエアコンは運転をしています。

②「室内の空気をエアコン本体に吸い込む」

というのはご存知ない方も多いかもしれません。

室外機も扇風機のような羽があるので、

そこから外の空気を取り込んで

部屋の中に吐き出しているという風に思っている方も多いです。

でも実は部屋の空気を循環させているだけなので、

部屋の空気中にあるホコリなどを吸い込んで

エアコン本体にため込んでいます。

こうやってフィルターに付着しているホコリはもともと部屋の中にあったもの、ということですね。

エアコンフィルターホコリ汚れ

エアコンフィルターホコリ汚れ

③で空気を冷やす時にエアコン内部に結露が発生します。

結露の量が多くなると水滴となって

ドレンパンという部分を伝って外のホースに排出されます。

 

 

 

こうやってエアコンが稼働していて、

エアコンの電源を落としたとき、

③によりエアコン内部が結露した状態になっている場合があります。

熱交換器に水滴がついた状態ですね。

もちろん水滴なので自然に乾燥していきますが、

エアコン内部は日に当てているわけでもありませんので

乾燥していく速度は時期やお部屋の環境などでかなり変わります。

だんだん乾いてきた時に

またエアコンを稼働すれば結露が発生します。

その繰り返しです。

エアコンを四六時中稼働していれば、

結露が発生したままの状態になりますので

湿ったところを好む雑菌の温床となっていきます。

一度カビが生えるとカビは勢いよく増殖します。

あっという間にこの通り。

熱交換器カビの様子

熱交換器カビの様子

これは6年メンテナンスされていなかったエアコンです。

寝室のエアコンなのでそこまで使用頻度が高かったわけでもないと思います。

もちろん、稼働している時間が高ければ高いほど、

結露が発生しカビや雑菌が増殖しやすいですが、

使用頻度が低くても結露は発生します。

この部屋は部屋自体が大変湿気の多い部屋でした。

常に空気中にも湿気があり、

②で吸い込んでいる空気自体もかなり湿気ていた可能性も高いですし

それも菌の増殖を促した原因かもしれません。

 

 

ここまでくると、

ニオイなんかよりも体に悪影響を及ぼしかねないですが、

見た目ここまでひどくなくても、

熱交換器の内部が生乾きのニオイを発する菌の温床になっていることがあります。

高圧洗浄1

高圧洗浄1

高圧洗浄2

高圧洗浄2

エアコンリンス後汚水

エアコンリンス後汚水

このようにエアコンの高圧洗浄をすることで、

見えない部分に増殖している雑菌をきれいにすることができ、

ニオイの原因が絶たれるのです。

 

エアコン稼働が増える前のこの時期に、

ぜひエアコンクリーニング、お試しください。

 

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